会社の近くで、結構大きな火事が発生した。
もくもくと上がる煙が、会社の窓からもはっきりと確認できたぐらい、
大きな火事であった。
理容店を営む家が火事の被害にあったのだが、
出火原因などはわからない(自分が知らないだけ)。
その火事から、もう三週間ほど経過しているのだが、
まだその家の前を通ると、すす臭いというか、火事の焼け跡のような
生々しい臭いが漂ってくる。
もちろん、完全に火は消し止められており、どこかで延焼している、
ということは考えられないが、
それでも、こんなに時間がたっても、臭いは残るものなのか、
と、うすら寒い思いをしたものである。
火事は怖い。
生命を脅かされる可能性だってあるし、そうでなくても、
住んでいた家が消し炭になってしまうのは、
財産的な意味でも、精神的な意味でもこたえるだろう。
この火事によって、死傷者が出たかどうかも知らないのだが、
せめて被害に合われた一家が、全員無事であることを祈るのみである。
もし放火などが原因であるなら、一刻も早く犯人を捕まえてほしい。
それにしても、火事の爪痕というのはかなり根深いようだ。
先に上げた臭いもそうだし、焼け跡の家の凄惨さもそうだし。
直接的には関係がない自分も、その家の前を通るたびに
何となく陰鬱な気分になってきてしまう。